残酷なまでの優先順位付け
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あれもしたい、これもしたい、もっとしたい、もっともっとしたい。THE BLUE HEARTS がそう歌ったのは有名だが、ソフトウェアを作っていても大体こういう気持ちになるものだ。やるべきことは次から次へと湧いてくる。実装したい機能、改善したい箇所、お客様案件、社内向けの改善案件、etc. それらは全て重要に見えるし、全てが優先順位 AAA に映る。
だけどプロジェクトを管理する立場であれば「残酷なまでの優先順位付け」をしなければならない。
残酷なまでの優先順位づけというのは、プロジェクトにとって優先度 AAA of AAAs を見極め、各担当者が AAA だと主張するタスクすら切り捨てるくらいの徹底的な優先順位づけのことだ。「これは絶対に必要だ」と主張されたタスク群の中から、更に本当に必要なものを選び抜く作業のことだ。
当然担当者は人間だから、自分が AAA だと信じるタスクを切られて嬉しい訳はない。だからそれを告げる立場の人間の心理的負担もとても大きい。だけど、それこそがプロジェクトマネジメントを行う人間が取るべき行動だ。
優先順位付けの話で印象に残っている昔聞いた話がある。ちょっと怖い例え話なのだけど、もし手から指を一本切り落とさなければならないとすれば、それを何指にするのが一番”マシ”か?という問いだ。優先順位付けというのは究極こういう事なのだと思う。
もちろんどの指だって切りたくない。親指も人差し指も中指も薬指も小指も、全部大切で全部必要だ。でももしそうしなければならないなら、それは何指にすべきなのか?この問いは、プロジェクトマネジメントを真剣に考える為のすごくよい題材だった。