Everything in Repository
生成 AI の登場により、全てをリポジトリーに入れておくべき時代になったと思う。リポジトリーに置いておくというより、コードと一緒に置いておくのが正解の時代になった。
例えば顧客にシステムから送るメールの文面。これまでであれば外部のサービス側に持たせそこで文面を管理し、コード上では送信の条件管理と外部サービスの API 呼び出しのみ行うという選択肢もあったと思う。そうすることで、非開発者が外部サービスで文面を管理することができ、ただメールの文面を変更したいというだけで開発者が Pull Request を作らなければならない、といった状況を回避することができた。
しかし今では生成 AI にお願いすれば、非開発者でも簡単にメールの文面を変更する Pull Request が作れる。さらには生成 AI によって文面の文法のチェックもできるし、もっと言えばコード上の送信条件と文面の整合性、といったことの確認まで可能になる。これらは文面を外部サービス管理にしてしまうと受けられないメリットだ。
言うまでもなくプロダクトの仕様もリポジトリーに置いておくべきだし、コーディング規約や UI のデザインガイドラインなんかもそうだ。もっと言うと、プロダクトを利用する上で必要になる法的文書なんかも入れておくべきだ。これらも外部のサービスで運用するのが一般的であったと思うが、全部コードの近くに住まわせて、生成 AI のメリットを十二分に享受するべきだ。
少し前までリポジトリーは言わば開発者しか触ることのできない「聖域」であったが、生成 AI によりそれがプロダクトマネージャーに、デザイナーに、もっとあらゆる人が共同で作業する場所に変わった。このモデルを前提にすれば、例えば GitHub にも多くの変化が求められるだろうし、GitHub と Figma が合わさったようなサービスも出てくるだろう。